でたらめなイスラエル軍の報告

2023年12月15日

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 敵は本格的な戦士だとイスラエル軍は徐々に認識し、認めつつある。ガザで、兵士を標的にする主な武器である様々な種類の携行式ロケット弾から、高度なロケットランチャー、 イスラエル製に対抗すべく、それを手本にした攻撃ドローンまで、過去14年、テルアビブから50分の距離に駐屯する事実上のテロ軍を構築したこの地区におけるハマスの強さに軍は驚嘆している。

兵器には、迫撃砲弾、AK-47ライフル、ドラグノフ狙撃銃、通信装置、作戦用電話線、様々なサイズの爆薬も含まれる。抵抗は執拗だ。イスラエル占領軍が浄化したと主張する地域でさえあきらめていない。

スデロットからわずか数メートルの、ガザ地区北部のベイト・ハヌーンでは、イスラエル国防軍は作戦初期から活動し、戦術的成功を収めている。しかしリスクは依然残っている。先週ハマス・テロリストが町のモスクから出て新たな武器の隠し場所も発見された。

イスラエル国防軍はハマス司令官を標的にしており、これらテロ細胞の大半は局地的で小規模だが、ベイト・ハヌーンが示す通り、敵軍の完全排除には数カ月かかるだろう。占領軍の損失は比較的大きく、彼らが認めているより遙かに大きい。

イスラエル国防軍は10月7日以降、1,593人の負傷者を報告しているが、病院データは遙かに多い(アーカイブ)107日にハマスが攻撃して以来、初めて発表をしたイスラエルは、日曜日、この期間に1,593人のイスラエル兵が負傷したと発表した。兵士255人が重傷、446人が中程度の負傷、892人が軽傷を負ったと軍は述べた。二週間前にハアレツが発表を拒否したと報じた後で、負傷兵士数と状態に関する情報を軍は公表した。

 日曜時点で、イスラエルが「鉄の剣」と呼んだ作戦で死亡した兵士数は425(うち97人が地上作戦開始以来死亡している。例えば、アシュケロンのバルジライ医療センターだけでも、107日以降、(戦時中治療を受けた負傷者3,117人のうち)戦争で負傷した兵士1,949人を治療したと報告しているが、軍は負傷兵合計1,593人を報告している。