１１月２９日

イランのライシ師、エルドアン大統領が発表した首脳会談への欠席

イランのエブラヒム・ライシ大統領は、トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアンが先に記者団に発表したが、テヘラン自身が公式に確認したことはなかった。アンカラでの首脳会談に、火曜日に姿を現さなかったと、フランス通信社が報じた。

ライシ師の訪問をめぐる混乱は、イスラエルとハマスの戦争に関する共通の見解にもかかわらず、2つの地域大国の間に長引く緊張を浮き彫りにしている。トルコ大統領府はAFPに対し、エルドアン大統領は火曜日に会談の予定はなく、訪問がキャンセルされたのか延期されたのかも説明しなかったと述べた。

エルドアンは、11月、ライシ師も出席したリヤドでの地域指導者首脳会談の帰りの飛行機で、イラン大統領のトルコへの最初の公式訪問を個人的に発表していた。「イランのエブラヒム・ライシ大統領は、今月28日に我々のところに来る」と、エルドアンは機内で記者団に語った。この訪問はトルコの国営メディアによっても発表され、月曜日遅くまでテレビで大きく議論された。

しかし、ライシ師の事務所が公式に確認したり、イランのメディアが発表したりすることはなかった。エルドアンとライシは日曜日の夜に電話で会談し、両国のトップ外交官も土曜日に同じことをした。イラン外務省は電話会談後、イランのホセイン・アミール・アブドラヒアン外相が「両国間のハイレベル外交の継続により、両国(双方)が相互協力の強化と深化を見られることを望む」と表明した。