先週、イスラエルはハマスが何をしようとしているか知らなかったのに、今週は、ハマスが隠れている全てのモスクや学校や病院を知っているのは興味深い。先週、ハマスが何をしようとしているかイスラエルは知らなかったのに、今週、ハマスが隠れている全てのモスクや学校や病院を知っているのは興味深い。ウソの帝国で皆様が暮らす場合、非常に愚かな多くのことを信じるよう要求される。今週、信じるよう我々が要求されている最も愚かなことは、土曜日のハマス攻撃ですっかり驚かされたほどイスラエル諜報機関が実に無能なのと同時に、執拗なガザ爆撃作戦で破壊している全ての建物が、もっぱらハマスのものに限られていることだ。
本記事執筆時点で、三分の一が子供の1,500人以上のパレスチナ人を殺戮しているガザで継続中の攻撃に関し「ハマスの標「ハマスの標的に対しイスラエルは大規模攻撃を行っている」とCNN見出しにある。「ハマスの標的に対しイスラエルは「大規模攻撃」を行っている」とABCニュース記事題名にある。「ハマスの標的に対し、イスラエルはこれまでに6,000発の爆弾を投下したと言っている」とワシントン・ポスト報道にある。
おやおや、これら6,000発の爆弾それぞれが、民間ビルでなく「ハマス標的」を狙ったものだとわかるほど、ガザをイスラエルは実に良く知っているに違いない。フィラデルフィアの広さの包囲された土地で、ハマスが動力付きパラグライダーやドローンやモーターボートを使用する攻撃準備をしていた時、この正常視力は一体どこにあったのだろう? エジプト諜報機関が攻撃があると彼らに警告した後でさえ、イスラエル諜報機関は、どうして攻撃準備を検知できなかったのだろう。ハマスでさえ自らの作戦の成功規模に驚いたと報じられるほど、どうして彼らは見事に失敗したのだろう? 先週彼らはハマスの活動に対し、モグラのように視力が非常に乏しかったのに、今週はワシの目を持っていると信じるのは本当に合理的だろうか?
水曜、イスラエルが「戦時国際法に従って活動する」ことがいかに重要かバイデン大統領が多少騒いだが、イスラエルがガザで越えてはならない「一線」という概念をアメリカ国家安全保障補佐官ジェイク・サリバンが無視するのを聞く前でさえ、無内容な言い訳にしか聞こえなかった。
主流の帝国擁護者さえ、それを受け入れていない。ロッキード・マーティンが支援するポリティコ記事で、ハマス攻撃の深刻さを考えると「イスラエルの猛烈な反撃は理解しやすい」とアンドリュー・ウォードは述べており「ハマスの野蛮な攻撃に対応する際、イスラエルが戦時国際法を遵守するようバイデン政権は望んでいるが、エルサレムは耳を傾けていないようだ」と書いている。
「注意を払っているというイスラエルの主張に大量の報道が異論を唱えている」とワードは書いている。「モスクや、病院、学校、医療施設、救急車も空爆されている」
「その多くがハマスや戦術を支持していないガザの人々は、この地区が包囲される中、逃げる場所がない」とワードは付け加えている。「7棟の病院と10棟の国連緊急避難所に爆弾の金属片が飛来した。状況が非常に悪化しているため、既に電気、水、物資が不足している病院が遺体安置所に変わる危険性があると赤十字は述べた。」
もちろんイスラエルは戦時国際法を遵守していない。彼らは遵守するふりさえしていない。ガザとレバノンでのイスラエルによる白リン弾の「違法無差別」使用を非難する声明をヒューマン・ライツ・ウォッチが発表したばかりで、イスラエル国防軍の計画はガザを「建物がない」「テント街」に変えることだとイスラエル治安当局者がイスラエル報道機関に語った。
これは全て公に入手可能な情報なのに、ガザでのイスラエル爆撃作戦を説明する際、欧米マスコミは「ハマスの標的」という表現を使う勇気があるだろうか? 申し訳ないが、それは認知症だ。そのようなことをする唯一の理由はプロパガンダ実施に他ならない。 ガザの建物を破壊する際、イスラエルはハマスを標的にしているという主張は、爆撃作戦中、ハマスが地下に避難している事実によって一層損なわれる。ジャーナリストのシャーミン・ナルワニがTwitterで説明した通り「数え切れないほどのイスラエル爆撃作戦後に学んで、ハマス幹部はガザの地下で暮らしている。現在、イスラエルのテロ機によってガザで虐殺されているのはパレスチナ民間人とイスラエル人捕虜だけだ。」
実際、イスラエル諜報機関がハマス攻撃に驚いたという主張と、しかもガザ攻撃でイスラエルはハマスのみを標的にしているという主張は、どちらも非常に疑わしく厳しい精査に値する。パレスチナ文民を殺すのをイスラエルがひどく嫌がったことは一度もなく、パレスチナ領域のガザ殲滅という長年の狙いを正当化するため、イスラエル諜報機関が攻撃を見過ごしたわけではないと確信する理由もない。どちらの主張も誤っている可能性があるが、私がいる場所からは、両方が真実である可能性は非常に低奏だ ガザでのイスラエル爆撃作戦を支持したいなら、どうぞご勝手に、土曜日の攻撃に関する公式説明を無批判に受け入れたいななら、ご自由に。ただし私の足に小便をしておいて、雨が降っているとは言わないよう願いたい。