『ガザ戦争エジプトの本音』

2023年10月20日

10月20日B

 

           『ガザ戦争エジプトの本音』

ガザ戦争では、南部のエジプトとの国境にラファア検問所には多数のガザ難民がつけていて、また多くの救援物資も搬入許可を待っているが、エジプト、イスラエルともに、これまでは同検問所の開放に応じていない。

イスラエルの立場はともかく、同じアラブの同胞たるパレスチナ避難民に対するエジプトの立場は、如何にも冷淡ではないかとの疑念も生じるところ、2日前だったかは、ドイツ首相との合同記者会見でのシーシ大統領の発言を伝えていた
 その要旨は次のようなものであったが、この短い発言が本問題に関するエジプトの本音を示しているように思われ、興味あるので、次の通り。この発言はかって、イスラエル等には、ヨルダンがパレスチナであるとの議論。

ヨルダンに問題を押し付けることでのパレスチナ解決案があったことを想起させるもっともこの発言は他のメディアは報じておらず、何処まで正確な引用か若干の疑問はあるも、とりえずシーシ大統領は、ラファア検問所問題について、IDFの行動が、検問所付近の安全を脅かしていると批判し、安全と安寧の確保が先決問題であるとした。

大統領は更に、イスラエルはガザの問題ゑジプトの犠牲で解決しようとしているが、エジプトはすでに数百万人の難民を抱えており、これ以上難民を引き受ける用意はないとした。

大統領はまたイスラエルが難民を砂漠に追い出したいのであれば、イスラエル内にはネゲブ砂漠も存在すると指摘し、エジプトの犠牲でガザ問題を解決しようとする試みは受け入れがたいとした。