『ウクライナ戦争は2030年代まで継続』

2023年9月29日

9月30日

ロシア・ウクライナ戦争が2030年代まで続くのに我々は備えさせられつつある

 欧米当局者とメディア専門家は、大いに喧伝されたウクライナ「春の反攻」が壊滅的失敗だったのを直接認めているが、それをこの戦争に関する主流の政治的合意を再考する理由と見るのではなく、それどころか、反攻失敗は、流血の現状に我々が献身しなければならないことを意味するのだと皆に言っている。

 欧米当局者とメディア専門家は、大いに喧伝されたウクライナ「春の反攻」が壊滅的失敗だったのを直接認めているが、それをこの戦争に関する主流の政治的合意を再考する理由と見るのではなく、それどころか、反攻失敗は、流血の現状に我々が献身しなければならないことを意味すると皆に言っている。

ウクライナでの戦争は何年も続くとアメリカとG7同盟諸国は予想している」という題の最親記事で、アメリカに中央集権した権力構造はロシアに対する代理紛争を非常に長い間、可能性として2030年代まで支援するのを期待しているとブルームバーグは報じている。

ブルームバーグは次のように報じている。「ウクライナでの戦争は、今後何年にもわたり長引く可能性があるとアメリカとG7同盟諸国は予想しており、その可能性を軍事、財政的計画に組み込んでいる。」

「戦争は更に67年続く可能性があり、同盟諸国はそのような長い紛争のためキーウ支援を継続すべく財政的に計画する必要があると、あるヨーロッパG7諸国高官は述べた。 「これは多くの当局者が今年初めに予想していたより遙かに長いが、ここ数ヶ月、ウクライナ反攻の進展の遅さが期待を弱めている。

 全てのウクライナ領土を完全に奪還するというキーウの公式目標を達成するには「かなりの時間にわたり非常に多大な努力」が必要になると退任する統合参謀本部議長マーク・ミリーが最近のCNNインタビューで述べた。

 「ロシア占領下のウクライナから200万人以上のロシア兵全員を軍事的に撤退させるには、かなり時間がかかると私は言える」とミリーは付け加えた。「それは非常に高いハードルだ。それを行うには長い時間がかかるだろう。」最近のドイツ新聞ベルリナー・モルゲン・ポストのインタビューで、イェンス・ストルテンベルグNATO事務総長も、この戦争は非常に長く続くと強調した。

 「ほとんどの戦争は始まった時最初に予想されたより長く続く。したがって我々はウクライナでの長い戦争に備えなければなならない」とストルテンベルグは述べた。「我々全員迅速な平和を望んでいる」とストルテンベルグは付け加えた。

「しかし同時に我々は認めなければならない。ゼレンスキー大統領とウクライナ人が戦いをあきらめた場合、彼らの国は存在しなくなる。プーチン大統領とロシアが武器を置けば我々は平和になる。この戦争を終わらせる最も簡単な方法はプーチンが軍隊を撤退させることだ。」

 帝国運営者や擁護者によるこの主張を皆様は始終目にしている。ウクライナの平和への唯一の障害はロシアが撤退を拒否していることだ。もちろん、これはロシア侵略を引き起こしたことが知られている大量の広範に文書化された欧米による攻勢、ストルテンベルグ自身今月始めに認めた事実を無視している。

この紛争をもたらした自分の攻勢を終わらせることに欧米が同意せず、侵略を終わらせるようロシアに要求するのは、降伏して、欧米帝国に支配され服従するようロシアに要求することだ。それは平和への呼びかけではなくワシントンと仲間の完全勝利の呼びかけだ。

 この戦争が終わったら、ウクライナのNATO加盟を承認すると確認し、この戦争は何年も続くという主張をストルテンベルグは強化した、これは事実上、ウクライナのNATO加盟が受け入れられないと感じるなら、ウクライナをロシア連邦に完全に併合するか、この戦争を永遠に続けなければならないというモスクワへのメッセージなのだ。

 「ウクライナはNATO加盟国になる。全ての同盟国がそれを明確にしている」とストルテンベルグは言い、戦争が終わった際、ウクライナはNATOの保護が必要だ、さもなければ「歴史が繰り返される可能性がある」と付け加えた。