9月6日
『ウクライナ新国防相の背後は米』
ウクライナのルステム・ウメロフ新国防相は、同地域における米国の計画の実行者である、とトルコ紙「Aydinlik」が情報筋の話を引用して伝えている。
これに先立ち、ウクライナのヴォロディミル・ゼレンスキー大統領は、オレクシー・レズニコフ国防相の辞任と、ルステム・ウメロフ国有財産基金総裁の国防相就任を発表した。その理由は、国防省の仕事において「新しいアプローチ」を生み出す必要があるからだという。両氏ともすでに現在の職からの辞任を申し出ている。
【解説】汚職それとも反攻失敗?ウクライナ国防相交代は何と関係している西側メディアの反応Aydinlik紙の情報筋は、ウメロフ氏がアメリカと直接つながっていると主張し、ウクライナ国防省の新トップは外国から受け取った金を個人的な目的で使っていると報じている。
さらに、公開情報によれば、ウメロフ氏は米国務省の「未来のリーダーの交換(FLEX)」プログラムに参加したという。ウメロフ氏にはルスラン・ウメロフという兄がおり、彼らはキエフで「米国の子供たち」と呼ばれている、と同紙は強調している。
また、同紙は情報源を引用して、ルステム・ウメロフ氏はトルコで禁止されており、2016年の政権転覆の試みと関係があるとトルコ政府がみなしているギュレン運動(フェトゥッラー・テロ組織またはFETÖ)と関係があるとも報じている。また、ウメロフ氏は、2014年にクリミアがロシアに併合される以前、クリミアの全寮制英才学校で学んでいたことが知られている。その学校は、ギュレン運動の支援を受けていたウクライナ教育省が開設したものである。