2023年9月10日

9月10日

 

         『期待外れの西側兵器

露軍事外交学者連盟の専門家、アンドレイ・コーシキン氏は、この事実はウクライナの反転攻勢が失敗したことの裏付けとなっていると指摘する。そして、NATO兵器の供与にも関わらず、ウクライナ軍の反撃の流れを変えることができないのは、「西側兵器が称賛されていたほど効果的でなかったからだ」とみる。 

米国の対空防衛システム「パトリオット」、ドイツの「IRIS-T」を受け取り、効果を喧伝してしばらく経つと、ゼレンスキー大統領はレトリックを変えてソ連製防空システム、迎撃ミサイルの追加支援を懇願し始めた。このごろのノルウェー訪問でゼレンスキー大統領は次のように述べている。

「旧式であるが効果的なソ連の装備をウクライナは求めている。我々にもいくらか残っているが、そのためのミサイルが不足しているのも事実だ」