『ウクライナの大失敗にプーチン高笑い』

2023年8月 2日

8月2日

 

           『ウクライナの大失敗にプーチン高笑い』

インドの英字新聞「ヒンドゥスターン・タイムズ」紙がウクライナの使用するスウェーデン製歩兵戦闘車Stridsfordon 90Strf 90あるいはCV90)をロシア軍が鹵獲する瞬間をとらえた映像を公開した。動画につけられたタイトルは「プーチンは結果に高笑い。キエフが対ロシア戦でスウェーデン供与のCV901号を失う瞬間」。

「独戦車、米装甲車の鹵獲後、ロシアはスウェーデン製としては第1号となる歩兵戦闘車をゲット」ヒンドゥスターン・タイムズ紙の公開したショートビデオはこんなセリフで始まる。

インド人記者らはクレメンナヤ近郊でのウクライナ軍の攻撃を撮影。保安林の後ろに隠れつつ、ロシア軍の攻撃を撃退しようと全速力で移動していた2台のスウェーデン製のStridsfordon 90が、撃退どころか、ロシア人が巧みに用意していた待ち伏せ場所に突っ込んでしまった。

先頭を走っていたStridsfordon 90には40メートル離れた場所から敵弾発射機が発射した弾が命中し、損傷。成形炸薬は装甲を貫通し、司令官は殲滅した。煙に包まれた車両は道を外れて停止。乗員、襲撃隊員は退散した。2台目のStridsfordon 90は慌てて引き返していった。

SNSではロシアの軍人がスウェーデンのStridsfordon 90の前でポーズをしている写真が公開されている」とも書かれている。専門家らは、スウェーデンの2018年製造の新しい歩兵戦闘車は実際に中を調べる価値があるとし、独のマルダー歩兵戦闘車とは違い、最新の電子機器が内蔵されているため、戦闘で実際的な脅威となりうると指摘している。

ロシア ウクライナでNATOの「大砲」を積極的に破壊

専門家らは、Stridsfordon 90の中でロシアの軍部の専門家らの関心を惹くと思われるのは大砲だと指摘している。この大砲の砲撃性をコントロールしているのは車両に搭載のトリップコンピューターで、これがリアルタイムで砲撃のためのデータ処理を行っているからだ。

スプートニクは、ウクライナでの戦闘で損傷し、修理を必要とする装甲車両は増える一方で、軍備の供給国らの手にはすでに負えなくなってきていると報じている。