7月20日
イランではクルド系の若い女性が、ヒジャーブの被り方が不適当として、拘留中に死亡したことから、イラン各地で抗議が頻発し、体制側も「道徳警察」を廃止し、街路での取り締まりを止めることにしたことは先に報告済みです。
どうやらイラン体制は、ヒジャーブの再強制に踏み切った模様です。これはal jazeera netなどの報じるところですが、それによると警察報道官が15日、警察当局は女性が正しいヒジャーブの被り方を守らせるために、イラン各地でのパトロールを再開した。
記事は更に、警察が取り締まりを中止したこともあり、イランでは特に若い女性がヒジャーブを被ない例が増えていたとかいていますこのヒジャーブの再強制は、かなり唐突に見えますが、その背景が保守強硬派の間で上記のような風潮に対する危機感が強まっていた所為か?
最近各地における抗議活動が下火になって、逆に彼らが、弾圧の効果について自信を得た所為かは不明です。