6月27日
ウクライナに供与の西側兵器、イスラエル国境に現れる=ネタニヤフ首相
西側諸国がウクライナに供与した対戦車兵器が、すでにイスラエルの国境に現れ始めている。イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相が、現地紙「エルサレム・ポスト」のインタビューで、ウクライナへの軍事支援の拒否について語ったなかで表明した。
ネタニヤフ首相はウクライナへの軍事支援を拒む理由の一つとして次のように説明している。「どんな装備でさえウクライナに渡せば、我々自身に対して使われるという懸念がある。なぜなら、それらはイランの手に渡る可能性があるからだ」
また、ロシアとの関係についても理由として挙げた。ネタニヤフ首相は「我々はロシアと軍事的境界線を有している。イスラエルのパイロットはシリア上空でロシアのパイロットの近くを飛んでいるからだ」と指摘している。
さらに、イスラエルは紛争終結を望んでいると強調。将来的には和平を促進する「理論上」の可能性もあると加えた。だが、具体的にどのような方法かについては言及しなかった。