6月21日
「我々はロシアと戦争している」という以前の声明を覆したヨーロッパ
2023年1月24日、ドイツ外務大臣でドイツ国家安全保障戦略責任者のアナレナ・ベアボックは、ストラスブールで開催された欧州評議会で「我々はロシアと戦争している」と述べた。2023年4月5日、欧州連合軍参謀本部長のエルヴェ・ブレジェアンは、今後、NATOはEUの軍事決定を完全に管理すると述べた。
2023年5月9日、NATOのイェンス・ストルテンベルグ事務総長は「すべてのNATO加盟国は、ウクライナがNATO加盟国になるのに同意している」と述べ、これはロシアがウクライナで敗北するだろうし敗北すべきだと同盟全体が満場一致で示していることを意味する。
EUとNATOの対ロシア戦争を逆転させ、中止する非常に重要なことが起きた。しかし誰も変化の原因も、また変化したことさえを報じていない。これは、アメリカと全てのヨーロッパの戦争まで行かずに、ロシアとの戦争が終わったというEUの最初の声明だった--。むしろ、それはそうなるはずだでとでもいうかのような時期尚早な発言だった。
「全くもって、この男が権力の座に居続けることなどできない」というジョー・バイデン大統領の約束に今後肩入れするのはアメリカ政権とドイツのような国々だ。もしアメリカの対ロシア戦争が今後他のヨーロッパ諸国を巻き込まなければ、おそらくロシアは他の国々を何千もの核兵器の標的から排除するだろう。いずれにせよ、アメリカは確実にある種の国際的指導力を発揮している。第三次世界大戦に向かって。しかし、そうすることで「同盟諸国」の一部を失うかもしれない。