『2023年イラン経済IMFの予測』

2023年6月 6日

6月7日

2023年イラン経済に関するIMFの予測
 国際通貨基金(IMF)は、今年はイランのインフレと流動性の伸びは抑制され、経済成長率は少なくとも2%に達すると予測した。

【ハムシャフリー電子版】IMFは中東・中央アジアに関する最新の報告書において、2023年のイラン経済成長率は制裁にも関わらず2%になる見込みだと発表した。
 同国際機関は以下のように強調した。「イラン・イスラーム共和国は2023年にインフレと流動性を抑制し、世界市場への石油輸出が増加する見込みだ。」
 この報告書のなかで、2023年のイランの12のマクロ経済指標が検討され、現政権下でイランの石油輸出量は2倍になると強調されている。

IMFはまた、イランの国内総生産(GDP)は増加し、インフレと流動性の伸びは低下すると予測している。 同基金は、今年度イランの外貨準備高は232億ドルになると予測している。

 また、IMF12の主要な経済指標のうち少なくとも7つの指標でイランの状況が昨年と比べ改善すると予測している。 同基金によれば、イランの経済成長率は、昨年は2.5%だったが今年は2%になると予測だ。

同国際基金はまた、西暦2000年から2019年までのイランの経済成長率は平均3%だとしている。