5月31日
トルコ通貨の下落
トルコではエルドアンの大統領再選を祝う与党等の祝賀が続いている模様ですが、al qods al
arabi netは、エルドアンの再選以来続いているトルコリラの下落は、30日には1ドル20・2となり、トルコ通貨はこれまででも最低の水準wつけたと報じています。 記事は29日には1ドル20・0990リラであったが、これも過去8か月では最低の水準で、トルコリラは年初以来7・2%下落し、過去10年間でその価値を90%失ったとしています・
エルドアンが再選され、アラビア語メディアはトルコ国民は変革よりも安定を選んだというコメントもあったのに、その通貨引き続き続落しているというのは若干不思議です。政情の安定ということであれば、通常なら金融市場もこれを歓迎し、大幅な値上がりはともかく、続落ということはなさそうに思うのですが・・・・・。
もしかすると物価高騰にもかかわらず、日銀の前の総裁と並んで頑固に低金利政策を実施していたことが、今後の物価高を予想させ、大震災からの巨額の復興資金と並んで、トルコ経済の今後に懸念を抱かせているのでしょうか?
若干突飛な考えとしては、確かエルドアン等は米国等が金融を通じて、トルコを抑えようとしていると非難していましたが、早速金融を通じてこれ以上トルコがロシアや中国の方に向かわないようにネジを巻いているのでしょうか?