『クルチダルオールか、イマムオールか?」』

2023年4月16日

4月16日

[共和人民党党首の]ケマル・クルチダルオール氏が大統領選に出馬するための眼前の最大の敵は、[善良党党首の]メラル・アクシェネル氏だろうか?
 それとも、[イスタンブル市長]エクレム・イマムオール氏と[アンカラ市長]マンスル・ヤヴァシュ氏だろうか?はたまた、一向にクルチダルオール氏には好意的な視線を向けない、共和人民党派のメディアであろうか。実は、今列挙したどれでもない。

クルチダルオール党首にとっての最大の障壁は、党内で「アンカラではケマル派、イスタンブルではエクレム派」と言われる、一連の政治家たちである。
国会議員になりたがる地方首長
 共和人民党内で市長1名、区長5名の計6名が、国会議員になりたいと、党本部に支援の依頼を送った!しかしこの依頼はクルチダルオール党首によって瞬時に拒否された。

クルチダルオール党首は「現職の辞職願を出す者は許さない」と言ったとされる。共和人民党だけでなく、[現与党]公正発展党も、一部の首長たちが来期は国会に籍をおきたいと考えている。

共和人民党が市政を握るカドゥキョイ区の職員昇進試験で、高得点を獲得した職員ではなく、便宜を受けた職員が役職に出世した件について、過去にこのコラムで触れたことがある。

「試験で58点を獲得した2名の点数が60点に引き上げられて、足切り基準を超えさせたという主張は真実ではない。試験を実施したアナトリア大学はある設問を抗議を受けて除外した。これの相殺処置として全受験者に追加点が加点されている。告発を受けた2名の受験生も、こうして足切りラインを超えることができたのだ。」
 「また、面接試験を通過し役職に昇進となった人物のうちの1人が配偶者が共和人民党の副党首であることは事実である。しかし、この人物は、配偶者故ではなく、優秀な職員であったためこの権利を得たのである。