『中東は戦争に向かうのか』

2023年4月12日

4月13日

戦争に向かう中東(?

日本でお米政府の機密文書のリークが大きな話題となっていますが、こちらはイスラエル軍の情報部の報告書の話です。こんな機微な内容をIDFの情報機関が公表したりするものか、イスラエル紙の早とちりかリークでもあった。

かなり怪しげな感じがしますが、取りあえず次の通り途中で、突然aaretz 紙の軍事専門家が出てくるが,haaretzは中道左派のメディアで、もしかするとこの記事の基は同紙である可能性もあるかもしれない。
 アマーンの報告書は、現在イスラエルを巡り、誰も戦争を望んではいないので、近い将来戦争が生じる可能性は低いが、過去数か月の間でイスラエルの立場は弱くなっているので、このままずるずると行けば、誰も望まない戦争が生じる可能性は高いとしている報告書は、イスラエルの立場に影響を与える可能性として、3つを上げているが、それらは
  米国の中東に対する関心の低下
  イランが単独ででもイスラエルに対抗できるとの自信の増大
  パレスチナを巡る情勢の混乱
である。
 イランやヒズボッラーやハマスの指導者は、多くのゼスチャーを通じて、イスラエルと対決することを望んではいないことを示してきている。然し、彼等はイスラエルの周辺で、これまでには例のない様な、情勢不安定化や紛争のための準備を進めてきている。
 彼等は、数十万人を動員しての毎週の司法改革反対デモは、イスラエル社会の分裂を深め、パレスチナ人を刺激し、さらには米国との溝を深くしつつあると見ているhaaretz 紙の軍事特派員は、米との関係の冷却化が、軍関係にまで広がり、米中央軍は情報や作戦上の動きについてIDFと情報共有に消極的になりつつある
 これらの状況はイスラエルを弱体化しつつある。このためシリアやヒズボッラーやハマスは、IDFの大規模演習にもかかわらず、イスラエルにあまり効果もないミサイルを撃ち込んでいる報告書は、異常から戦争の可能性は大きくはないが、イスラエル内の混乱から、事態がそちらに落ちていく可能性は小さくないとしている。