『エルドアンに責任を追及せずして誰にする」』

2023年2月20日

2月21日

デミルタシュ「今我々がエルドアンに責任を追及せずして誰にする」デミルタシュ元党首は、文書を公表した。デミルタシュ氏は文書で「エルドアンは、あらゆる権限を自らに集め、唯一の権力になったならば、やるべきことをすべきではなかったのか。

今、我々がエルドアンに責任を追及せずして、誰を追求するというのだ。その唯一の権力がエルドアン自身であるから、すべての責任はエルドアンにある。国民に対してその清算をしなくてはならない。これは、遅かれ早かれ実現することだ」と述べた。   

デミルタシュ元党首は、拘留されているエディルネ刑務所からドゥヴァル紙に対して文書を公表した。本文は以下の通り。この大災害に際して、まず最初に批判されなければならない人[エルドアン大統領]は、当然それが自分自身であるにも関わらず、カメラの前ではいつものように、腹を立て、硬い表情を見せている。

さて、エルドアンに怒る資格があるのだろうか。彼は、すべての責任を果たしているにも関わらず批判されているのだろうか。この批判は、単にエルドアンの反対派からされているだけなのだろうか。
 エルドアンは地震発生後、遅くとも5分以内に眠りから起こされただろうか。全くそう思わない。遅くとも30分以内に、地震についての最初の報告を受け取っただろうか。全くそう思わない。

被害の大きさをその時理解しただろうか。全くそう思わない。35分以内に、陸海空軍と憲兵隊に対し非常呼集をかけただろうか。我々が知るように、かけていない。では、エルドアンはこれらをせずに何をしていたのだろうか。エルドアンは自分の党に属する市長らに一人一人電話をかけた。 

エルドアンは、あらゆる権限を自らに集め、唯一の権力になった。ならば、やるべきことをすべきではなかったのか。なぜなら、現状の制度では、エルドアンの許可なしには何もできないのだ。

今、我々がエルドアンに責任を追及せずして誰を追求するというのだ。その唯一の権力がエルドアン自身であるから、すべての責任はエルドアンにある。エルドアンは国民に対してその清算をしなくてはならない。これは、遅かれ早かれ実現することだ。