2月10日     『我が方はロシアと全面戦争する気はない』

2023年2月 9日

2月10日 『我が方はロシアと全面戦争する気はない』

今回は我々も同盟諸国も地域的にも世界的にもロシアと全面戦争を戦う準備はできていない.サイゴンからバグダッドに至るまで発展途上諸国の弱く、アメリカ軍やアメリカ領土にとって実存的脅威ではない敵との戦争にワシントンはアメリカ軍事力の使用を限定していた。今回のロシアとの代理戦争は違う。

 ロシアの社会的結束や潜在的軍事能力 や欧米経済制裁に対する相対的な耐性ワシントンは過小評価していたのだ。その結果、ワシントンの対ロシア代理戦争は失敗しつつある。

アレクセイ・アレストビッは、より直接的だった。彼はウクライナがロシアとの戦争に勝てることに疑問を表明し、今やウクライナが戦争から生き残れるかどうかさえ疑問視している。

行方不明者35,000人を含む少なくとも150,000人の死者と推定死亡者というウクライナの損失は、ウクライナ軍を致命的に弱体化させ、ウクライナの脆弱な防衛体制をもたらし、今後数週間ロシア軍による攻撃の圧倒的な重みの下、粉々になる可能性が高い。

 ウクライナの物的損失も同様に深刻だ。これらには何千輌もの戦車や装甲歩兵戦闘車、火砲、防空システムや、あらゆる口径の武器が含まれる。これら合計にはジャベリン・ミサイル生産7年分に相当するものが含まれる。予想通りウクライナ敗北の流れを食い止められなかった西欧集団に対するワシントンの欲求不満が高まっている。実際欲求不満は急速に絶望に取って代わられつつある。

ロシアとの戦争に対する広範なヨーロッパ国民の反対と、ウクライナの予見可能な敗北を先送りしたいというワシントンの願望に対する支持の欠如をハンガリーとクロアチア政府は素直に認めている。

数十年にわたるドイツ政治指導者が積極的にドイツを武装解除し、ヨーロッパにおける権威や信頼性をベルリンから奪ったと指摘した。ドイツ政府やメディアは大いに抑圧しているが、彼の発言はドイツ有権者の共感を呼んでいる。

 するとロシアに対する代理戦争でワシントンは一体何を目指しているのだろう? この疑問は回答に値する。1941127日日曜日、日本が真珠湾の米海軍基地を攻撃したニュースをBBCが放送した際、アヴェレル・ハリマン米国大使はウィンストン・チャーチル首相とチャーチル家で夕食をとっていた。ハリマンは傍目でもわかるほど動揺した。「日本人が真珠湾を襲撃した」という言葉を彼はひたすら繰り返した。ハリマンは驚く必要はなかった。ルーズベルト政権は、1941年夏ワシントンの石油禁輸で最高潮に達する一連の敵対的政策決定で、東京に太平洋の米軍を攻撃するよう仕向けるため事実上ありとあらゆることをしていたのだ。

我々も同盟諸国も地域的にも世界的にもロシアとの全面戦争を戦う準備ができていない。重要なのはロシアとアメリカ合州国間で戦争が勃発したとしても、アメリカ人は驚くべきではないことだ。バイデン政権とワシントンの超党派支持で、それを実現するためにできる限りあらゆることをしているのだ。