『ウクライナに押し寄せるドイツとNATOの戦車』

2023年1月19日

1月20日

 ナチ協力者を公然と称賛する政権をドイツやアメリカやフランスの戦車が支援している。歴史は繰り返さないと言う言葉がある。だが歴史は確実に韻を踏む。第二次世界大戦でのひどい実績を考えればロシア軍と戦うべくウクライナに押し寄せるドイツ戦車というのは信じ難いシナリオに思える。ところがそのシナリオが対モスクワNATO代理戦争が向かっている方向なのだ。

この展開は1941年ナチスのドイツ国防軍が対ソ連攻撃を開始した時のバルバロッサ作戦を思い出させる。ドイツのパンツァー・ティーガー戦車ではなくマルダー歩兵戦闘車がウクライナ中轟音をたてて走ることになるだろう。

17日わずか2日前、もう一式のアメリカ製パトリオット・ミサイルに加え、ブラッドリー歩兵戦闘車とマルダー歩兵戦闘車をウクライナに供与する合意をジョー・バイデン大統領とドイツのオラフ・ショルツ首相が発表した。

ここでマクロンが今やロシアに対する戦争でウクライナに戦車を供給する最初の欧米国家になるというフランスのうさんくさいデビューを見ているのだ。その決定はNATOブロックによる戦争関与の本格的出発点だ。

 ドイツのショルツとフランスのマクロンはバイデン同様ウクライナに武器を供給して戦争をエスカレートさせないという約束を次から次へと破っている。モスクワは西側諸国全体にキーウ政権を武装させるのをやめるよう繰り返し警告している。

 以前彼ら全員が第三次世界大戦の危険を冒す無謀なエスカレーションになるのでウクライナに戦車は供給しないと宣言していた。こうした抑制の誓約にもかかわらず、ワシントンやベルリンやパリは全て益々攻撃的な兵器の供給を強化している。 

バイデンの動きは、その前の長距離HIMARSロケット供給に続くものだ。戦車供給は以前は禁止されていたが今やその基準も破られた。[15日]アメリカとドイツもフランスに加わりウクライナに装甲戦闘車を送ると言う」とワシントン・ポストが報じた。 現実にはウクライナが優位なロシア軍に殺害されているの欧米メディアはウクライナ政権が対ロシア戦争で勝っているという錯覚を紡ぎ出している。