『イスラエルは来年どう動くのか』

2022年12月31日

ブログ 12月31日

 イスラエルには極右、右派の政権が誕生した。述べるまでも無くそのリーダーは、以前長ながい間首相の座にあったネタニヤフだ。

ネタニヤフはこれまで6回首相に就任し、いまは6回目なのだ。述べるまでも無くこれまでそんな長期に渡って首相の座にいた人物などいない。今回ネタニヤフが創り上げたのは宗教シオニスト、右派などによる政権なのだ。

その結果、この右派政権はイランとの確執を強めて行き、最終的には戦争に至るかもしれない、ということが懸念されている。

もちろん、イスラエルが抱えているパレスチナとの緊張も、和らいではいない。ヨルダン川西岸地域の問題、アクサ・モスクに関連する問題、パレスチナの経済問題などだ。

 ネタニヤフ首相にすれば、今一番の肝心な問題は、イランの核開発にどう対応するか、ということだ。

 それ以外にもイスラエルの経済問題も、放置しておくわけにはいかないのだ。そしてネタニヤフのこれまでの、汚職問題も放置できまい。

 現在、ヨルダン川西岸地域には250万人のパレスチナ人が住んでいるが、同時に50万人のイスラエル人も住んでいるのだ。

この問題もイスラエルにとっては時限爆弾であり、何時爆発しても不思議はない。2023年はその各種の不安定要素が、暴発しても不思議はない年となろう。