ブログ11月21D日
イランはこれまでも海外で、革命防衛隊のコドス部隊などを使い、反対派やユダヤ人等に対するテロ行為(何が国際テロかという国際的に合意された定義はないが、これなどは典型的な所謂国家テロの部類か)を行ってきたことで知られているが、al sharq al awsat netは、the times 紙などを引用して、英国の対内情報機関MI5や警視庁(テロ取り締まり)は、イランのテロ行為を警戒して、英国内のペルシャ語メディアとか報道関係に対する警戒を厳重にしたと報じている。
記事によると英MI5の長官は16日、知られているだけでもイランの革命防衛隊等は少なくとも10かいに渡り、英国人や英国在住の外国ジャーナリストを誘拐、さらには殺害しようとしたと語り、イラン当局はこれらのジャーナリストが、イランの状況(人権侵害や抗議運動)についてイランに対して危険な情報を流していたと考えていると語った。
この談話を受けてか、ロンドンその他のペルシャ語関係報道機関やイラン情勢を流す機関の入り口には、装甲車等が配置され、厳重な警戒が敷かれている。他方、英外相もネットで、英外務省はイランのテロ活動に関する情報に鑑み、その臨時代理大使を招致して、注意を喚起したと書いた由。またカナダも、イラン情報機関のテロ活動の対象とされているとして、警戒態勢を引き上げた。
この手の情報を確認することは極めて難しいが、ニュースを追う限り、EUの制裁強化とか欧州におけるイラン包囲網が狭まりつつある印象を受ける。