ブログ11月5A日
イランの抗議活動は終息するどころか、さらに激しくなりつつある模様だ。アラビア語メディアは、これまでの抗議活動で死亡した人たちの、死亡後40日のいわゆるアルバイーン記念日がやってきたため、各地でその為の抗議行進と治安部隊との衝突が起きていると報じている。
また、それらメディアは、各地でシーア派の僧職が抑圧的政権の象徴とみなされ彼らが襲われる事件が頻発しているとも報じている。特にテヘラン近郊のkirjやghazwin,zahadanで、激しい抗議がみられる。
抗議はイラン全土に広がっており、各地で治安部隊は催涙ガス、実弾等で抗議行進を押し込めようとしているようだ。記事はこれから各地で抗議活動で死亡した者のアルバイーンの機会が増えていき、そのたびに抗議の輪が広がることが予想されるとしている。
抗議活動者の死亡とアルバイーンでの増幅というのは、ホメイニ革命の時のイランと似ていますが、当時は反体制側の武器がカセットテープの録音であったのが、今回はネットを通じた動画ビデオの拡散で、時間的にも、生々しい映像が拡散することからの影響も、今回の方が強そうだ。また今回の場合は女性の役割がさらに大きくなっていることも注目される。