『チュニジア大統領下ろせデモ』

2022年10月18日

ブログ10月18D

 土曜日、何千人ものチュニジア人が首都チュニスでデモを行い、カイス・サイード大統領による権力掌握を非難し、チュニジアの長期にわたる経済危機に対する説明責任を要求した。  

サイードは昨年7月に劇的な権力掌握を演じ、その後、アラブの春から出現した唯一の民主主義における独裁への復帰を批評家が呼んでいるもので、彼の一人支配を祀る憲法を押し通した。

サイードによる解散前にチュニジアの議会を支配していたイスラム主義者に触発されたエンナハダを含む野党の連合である国民救済戦線によって組織された。チュニジアの元首相でエンナハダ高官のアリ・ラアラエドは、アジャンス・フランス・プレス(AFP)に対し、抗議行動は「カイス・サイード政権下の現状に対する怒り」の表れだと語った。「私たちは彼に去るように言っているのです。

サイードの権力掌握は、独裁者の故ジン・エル・アビジン・アリを追放した2011年の革命後に確立された、不安定で腐敗したシステムと見なされるものにうんざりしているチュニジア人によって歓迎された。

しかし、2月のロシアのウクライナ侵攻後の供給不足によって悪化する経済状況は、1200万人の北アフリカの国で多くの人々を動揺させました。サイードが留まれば、「チュニジアには未来がないだろう」とラアラエドは述べ、絶望、貧困、失業の高まりを挙げた。

国民救済戦線は、限られた権限を持つ新しい議会を選出するために12月の投票をボイコットすると発表した。エンナハダの深いイデオロギー的ライバル、世俗的な自由デストゥーリアン党(PDL)も、土曜日に首都で抗議行動を組織した。

サイードは公の場での発言で、チュニジアのベン・アリ政権後の指導部から受け継いだ経済問題を「正す」ために働いていると主張している。資金繰りに苦しむチュニジアは、国際通貨基金(IMF)と約20億ドルの救済融資について協議中だ。