ブログ10月14A日
国連総会は12日ロシアのウクライナ侵攻を非難し、ウクライナからの撤退を要求、領土併合は国際法違反で無効であるとの決議を採択しました。ロシア蛮行からすれば、当然予測されたところですが、日本も共同提案国に入っていたかと思う決議に対する賛成が143(加盟国はまだ192だったか?)。
反対が当のロシアを含め5か国(ロシアの他ベラシ、ニカラグア、北朝鮮、シリア)で、棄権は35で、(予測通り中国、インド等でアラブ諸国からはアルジェリア、スーダン等が棄権したが、サウディ等湾岸諸国やその他のアラブ、中東の国は賛成した)模様です。 この結果をどう見るかだが、取りあえずバイデン等の国連外交は3分の2を大きく超える賛成を得て、成功したともいえるが、どうせロシアの国連や国際法無視は徹底しており、決議の効果はほとんどないと思われる(総会決議は安保理の決議と違い、拘束力はない)
中東という窓から見ると、反対したのがシリアのみ(アルジェリア、スーダン等は棄権、トルコが賛成した模様)で、最近米とぎくしゃくした関係が見て取れるサウディ等湾岸諸国も賛成していることが注目される、
なお中東ではないが、旧ソ連邦諸国のうち、反対したのがベラルシ1国のみという所が注目され、その外多くのアフリカ諸国が棄権に回った。