『ロシア軍ウクライナで攻勢』

2022年10月13日

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             『ロシア軍ウクライナで攻勢』

 クリミア半島とロシア本土を結ぶクリミア橋(ケルチ橋)で10月8日に爆弾テロが実行され、3名以上が死亡した。ロシアのFSB(連邦保安庁)によると容疑者は12名で、そのうち8名が逮捕されたという。トラックに積まれた建設用フィルムのロールに偽装したプラスチック爆弾で、爆破工作を計画したのはウクライナ国防省の情報総局(GUR)だという。

計画の黒幕はイギリスの対外情報機関MI6(SIS)だという情報もある。10日から11日にかけてロシア軍は黒海に配備されている艦船から発射された少なくとも200機の巡航ミサイルでキエフ、ルボフ、オデッサ、ハリコフを含むウクライナの15都市を攻撃し、軍事施設やエネルギー関連のインフラなど予定された目標を全て破壊したとされている。この攻撃でウクライナ軍の幹部を含む12名が死亡したという。

ロシア軍は冬に本格的な戦闘を始めると言われていた。プーチン大統領は9月21日に部分的な動員を実施すると発表した。近日中に20万人以上の戦闘員を新たに投入するというが、ロシア軍がウクライナとの国境近くへ大量の兵器を輸送している様子も目撃されている

カディロフはここにきて上級大将の称号を与えられた。それだけでなく、西部軍管区司令官の司令官がロマン・ビアルニコフ中将へ、またドンバス、ヘルソン、ザポリージャでの指揮官としてセルゲイ・スロビキン大将へ交代している。

両者ともシリアで戦闘を指揮した経験があり、スロビキンはロシア軍のエース的な存在だ。ミサイルでの攻撃が一段落した後、本格的な地上戦が始まる可能性が高い。アメリカ/NATOから核戦争の話が流れているが、それだけロシア軍の新たな動きを恐れているのだろう。