ブログ8月14日
エルドアンがロシアのソチでプーチンと本日会談するはずですが、al qoods
al arabi netは、この会談ではシリア・トルコ国境問題から、ナゴルノカラバッハ問題、更にウクライナ戦争等両者が関心を持つ重要問題が話し合われる予定であると報じている。
またこの両者の会談は1月以内に行われる2度目の会談で、両者が両国の関係を重要視していることを物語っているとコメントしています
シリア・トルコ国境問題については、トルコ、ロシア、イランの3首脳会談で、トルコがクルド勢力の脅威に対して軍事侵攻を辞さないとしたが、他の2者はこれに反対し、ロシアは機会をとらえては軍事侵攻反対の意向を示している。
これに対してトルコは依然必要兵力を国境地帯に維持しており、今回エルドアンがどの程度強硬な態度をとるかが最大の焦点であろうナゴルノカルバッハは、先のアゼルバイジャンとアルメニアの衝突で、アゼリ側が大幅に支配地域を拡大した。
依然現地では緊張が続いていて、衝突が起きる可能性も大きい処、ロシアとしては少なくとも現在程度の軍事衝突のない状況を望んでいる(何しろロシア軍は現地に入輪維持軍を維持している)
その中で、最も物事が動いたのがウクライナ問題で、トルコの斡旋で黒海沿岸のオデッサからのウクライナ小麦輸出が再開し始めたが、トルコとしては最低この輸出が今後とも続くことを強く期待している。
さらにトルコとしては、ウクライナ戦争自体についても、より重要な政治的役割を果たすことを期待しており、特に停戦の実現に向けて、努力したい考えである要するに、オスマン帝国の後継国家で東地中海から中東にかけての軍事、政治大国と自負するトルコは、プーチンとの関係を利用しつつ、さらなる影響力の拡大を目指しているというところか!!