『チュニジアのイスラム主義野党指導者が法廷に到着』

2022年7月20日

ブログ7月21日

 

チュニジアのイスラム主義者エンナハダ党の党首、ラーシド・ガンヌーシは、テロ対策検察官による尋問のために法廷に到着した。彼は、エンナハダと関係のある慈善団体に関連する汚職とマネーロンダリングの申し立てについて調査されている。

ガンヌーシ氏は、彼と彼の党に対する告発は政治的な動機によるものだと言う。エンナハダは、事実上ワンマンルールを導入したカイス・サイード大統領への反対を率いており、今月行われる憲法改正に関する国民投票が予定されている。

いよいよチュニジアはサイード大統領の権力がものを言いそうだ。それは国内の治安を維持し一定の成果が出てこよう。もちろん独裁色も強くなるだろうが。国内混乱よりはましだろう。

エンナハダはムスリム同胞団系列であり、極めて厳しいイスラム原理主義の組織だ。ラーシド・ガンヌーシはこれまでも反政府の活動を先導してきていたのだ。チュニジア人はがんらい穏健なのだがこうしたイスラム原理主義思想が広がることは、国内が危険に向かうということだ。