ブログ7月9A日
7月にはバイデン大統領がサウジアラビアを訪問し、石油の増産を働きかける予定になっている。しかし、サウジアラビア政府側はアメリカが、いまだにMBS(サウジ皇太子)に対するアメリカの対応が、冷え切ったままだと判断している。
ウクライナ戦争でロシアの石油が外国に売られなくなり、ヨーロッパ諸国は厳しい状況に置かれ、今年の秋口から冬にかけては、暖房なしの生活が強いられるのではないか、と言われている。
そうなればアメリカとヨーロッパ諸国との関係は、冷え切ってしまい、両者の間に対立関係が生まれるかもしれない。アメリカ自体も石油不足でインフレが起こってもいる。さあどうするバイデンという感じだ。
これではドルによる世界支配が崩れ、アメリカを中心とする世界秩序も、結束も崩れてしまおう。
サウジアラビアは既に中国との、元による石油取引を話し合っているし、ロシアにも接近している。これではアメリカの時代は終るということであろう。中東諸国もアフリカ諸国も東南アジア諸国も、もうアメリカにはついていかない、という立場なのであろう。
バイデンのサウジアラビア訪問は、多分失敗するだろうが、その時アメリカを中心とする世界秩序は、音を立てて崩壊するということであろう。痛みは伴うが人類の大激変劇が楽しめそうだ。