『ウクライナ援助めぐりEU内に問題』

2022年7月16日

ブログ7月A17日

  自身の経済に関するブロックの懸念のため、約束した資金を止めたと政府機関が主張しEUがウクライナに約束した資金が、ブリュッセルでのブロック自身の経済問題に関する懸念と内輪もめのため遅れていると、この議論に詳しい人々を引用して金曜にブルームバーグが報じた。

 3月、欧州委員会はEU加盟国政府の保証で支援される予定のウクライナへの90億ユーロ(90億ドル)融資を提案した。だが、これまでのところ、ブロックは、火曜日に明らかにされた、第一回分の10億だけに合意した。

 ブルームバーグによれば、延期は、キエフに融資するより、国際通貨基金を通した払い戻し不要の交付金を提供するようドイツがEUを説得しようとしたためだ。 ベルリンはウクライナへの融資保証の矢面に立つことを望まず、他の加盟諸国にもっと寄付するよう要求するとドイツ当局者が言ったと引用されている。

 それとは別に、より多くの保証が、この金額を確保するために必要なので、欧州投資銀行による15億ユーロの融資がEU内で阻止されたと言われている。急騰するインフレにEUが取り組む中の、このニュースだ。特にドイツは、ロシアとの緊張と制裁は、ロシア・ガスの流れを遮断するよう、モスクワを強いかねず、それがドイツ経済に障害を与えることを懸念している。

 ドイツ政府は、このようなシナリオが失業と貧困を増やすと繰り返し警告している。先月、燃料欠乏は一部の産業にとって「大惨事」だとロバート・ハーベック経済大臣が雑誌デア・シュピーゲルに述べた。金曜、ハンガリーのオルバーン・ヴィクトル首相は、制裁を課して「ヨーロッパ経済は自身の肺を撃ち、空気をあえぎ求めている」と言って同様の指摘をした。

 ブルームバーグによれば、火曜日、EU財務大臣会議で、27の加盟国の約3分の1が「キーウに対する不満を防ぐため、進行中の危機で影響を受けているブロック中最も脆弱なグループ」に追加支援が必要だと警告した。

 欧州委員会経済問題担当委員パオロ・ジェンティローニが密室会議で同僚に各政府は「ヨーロッパの疲労リスクを避ける」必要があると言ったとEU幹部発言が引用された。 2月下旬にロシアがウクライナに軍隊送った後、EU加盟諸国を含む西側諸国は全面的制裁を課した。先月、EU経済大国ドイツを含む7カ国グループ(G7)は「必要な期間」キエフを支援すると誓った。