『イラク北部の油田、ガス田危険』

2022年6月27日

ブログ6月27日

イラクのクルド自治区のアルビルにある米総領事館等を狙ったロケットやドローンの攻撃については、累次報告してきましたが、アラビア語メディアによると、今月に入ってから、同じくクルド自治区の油田地帯及び天然ガス田に対するロケット攻撃がつついている模様だ。

これらの攻撃については、米総領事館を狙ったものと同様、犯行声明等はない由ですが、近く湾岸諸国及びエジプト、ヨルダン、イラクさらに米の首脳会談が予定されている等、どうやらイラクのカズミ政権は湾岸アラブとの関係の密接化の方向に動いている模様で、常識的には革命防衛隊等イラン系の組織の犯行の可能性が強そうだが、事実はどうか?
 al jazeera netは、今月に入って、22,24、25日の3日にわたり、イラクのクルド自治区のkirkuksleimaia 間にある天然ガス田〈UAEの会社が操業している由)に6発のロケット弾が発射されたと報じている。

また同ネットの別の記事は、今月19日夕には同地域の首都アルビル県の製油所に対しても6発のロケットが発射されたと報じています(これだけ複数のロケット等が発射されながら、人的被害は皆無だったもようだ。

推測するに、これらの攻撃はイラクまたはクルド自治政府に対する警告が目的で、わざと人的被害が出ないように、「的を外して」発射したもので、そうなると、犯行はおそらくは革命防衛隊系の民兵か?と思われるが、勿論確証は無いが。