6月10日
トルコリラは水曜日もドルに対して下落し続け、インフレが急上昇しているにもかかわらず金利引き下げを主張するレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領の政府に圧力をかけた、とAgence France-Presseは報じた。リラは対ドルで2%下落し、午後にはグリーンバックに対して17.1で取引されており、12月に見られた18以上の歴史的な安値からそれほど遠くない。
「トルコリラへの圧力は高まり続けている」と、Forex.com
アナリストのファワド・ラザクザダ氏は顧客へのメモで述べた。「タイイップ・エルドアン大統領は、年間インフレ率が70%以上で推移しているにもかかわらず、金利を引き下げ続けることを再び誓った」とアナリストは書き、リラがすぐに対ドルでさらに20に落ちるかどうかを尋ねた。
「投資家はまた、石油価格の上昇がトルコのインフレの悲惨さを増すだけであることを懸念している」とラザクザダは述べた。月曜日、エルドアンは、同国のインフレ率がほぼ25年ぶりの高水準に急上昇しているにもかかわらず、彼の政府はより高い金利に反対していると主張した。
「この政府は金利を引き上げないだろう。それどころか、それは彼らを減らすだろう」とエルドアンは言った。公式データによると、トルコのインフレ率は5月に73.5%に達し、1998年以来の最高水準となった。トルコ経済は、来年再選を目指すエルドアンが、中央銀行に金利引き下げを開始するよう圧力をかけた昨年以来、追い詰められている。