５月３０日　

　リビアは、外国の戦闘員や民間軍事会社、特に国際法に違反しているロシアのワグナー・グループからの深刻な安全保障上の脅威に直面していると、国連の専門家はAP通信が入手した報告書で述べた。専門家はまた、リビアの7つの武装グループが、拷問を禁止する法律を含む国際および国内の公民権法を無視して、敵対者と認識されている人々を罰するために組織的に違法な拘禁を利用していると非難した。

2019年4月、エジプトとアラブ首長国連邦の支援を受けたヒフターと彼の軍隊は、トリポリを占領しようとして攻撃を開始した。彼のキャンペーンは、トルコが何百人もの兵士と何千人ものシリア人傭兵で国連が支援する政府への軍事支援を強化した後、崩壊した。2020年10月の停戦合意により、2021年2月上旬に暫定政権の締結が合意され、昨年12月24日には統一に向けた選挙が予定されていた。

しかし、彼らはキャンセルされ、国は現在、2人のリビア人が首相であると主張しているライバル政府を持っています。停戦合意は、すべての外国人戦闘員と傭兵の迅速な撤退を要求したが、パネルは「今日まで大規模な撤退が行われているという検証可能な証拠はほとんどない」と述べた。

報告書によると、チャドの反政府勢力はリビアから活動しており、スーダンの戦闘員はヒフターに徴兵されているという。トルコが支援するシリア人戦闘員は、トリポリの政府軍キャンプでパネルによって目撃されているが、ヒフター系シリア戦闘員は、戦略的な北部の都市シルテと近くのユフラでワーグナー・グループの戦闘員と共に活動している。

ワーグナー・グループは民間軍事請負業者として自らを偽装し、クレムリンはそれとのいかなる関係も否定している。しかし、アメリカ合州国は、ワーグナーの資金提供者を、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領に近いオリガルヒ、エフゲニー・プリゴジンと特定している。

パネルは、2021年3月から2022年4月下旬の間に、国連の武器禁輸に違反した18件の武器移転と4件の軍事訓練の例を特定したと述べた。それが引用した例の中には、ベンガジのヒフターに100台の装甲車を届けたコモロの旗を掲げた船、ルッチェッロがあった。