5月D17日
イランでは先週から、物価高、生活苦から、主として南部地域で教職員組合の抗議活動があったところ、食料品の御幅値上げ等政府の対応もあり、これがその他の民衆にも拡大し、地域的にもイラン各地での抗議に拡大していることは先に報告しました。
この問題に関し、抗議はさらに広がり、政府との対決の様相を強め、各地で警官等との衝突もあり、警官は群衆に対し、催涙ガス、放水等で対抗していると報じています。また未確認情報ではあるが、4名の死亡というニュースもsnsで流れている。
更に、同ネットは地元メディアや一部半政府メディア等でも、民衆の抗議は、純粋な経済的不満から政治多岐な要求に拡大する様相を見せているとして、テヘラン等の大都市では、反政府的スローガンが見られ、なかには最高指導者の退陣や、共和制イランの体制廃止を求める声も上がっていて、さらには故皇帝の長男レザーパハラビの復帰を求める声も聴かれたたよしどうやら食料品の相次ぐ値上げ等経済的な苦境、これに対する政府の政策に対する不満が爆発しつつあru.
それが政治的な動きにまで拡大しつつあるという状況のようですが、これまでのところ群衆で警官との衝突で死傷したものは確認はされていないようで、また逮捕されたものの数も20名とかで、これまでところは直接イラン体制を揺るがすところまでは行っていないのではないかと思われる。
最高指導者等の退陣要求や元皇太子の復帰要求も、どこまで広がったものか、今の段階で決めつける材料もない様な気がします、しかし、これから暑い夏に向かうさ中、渇水問題でさらに民衆の不満が高まる可能性も想像でき、イランの状況は要注目でしょう