『イラン食料品値上がりでデモ』

2022年5月15日

5月15日 

 イラン各地、特に南部地方で生活苦に対する教職員の抗議が拡大している。特に食糧等に対する大幅値上げに対する抗議が、教職員組合のみならず、一般にも拡大し、特に過去2日間では、南部の他首都テヘラン等でも抗議が拡大し、各地でモスクや商店が襲われたり、焼かれたりし、群衆は警官隊に対し投石をしていると報じている。

 群衆の苦情の対象は基礎食料品、特にパン、油、肉、鶏肉、卵等が相次いで大幅値上げされたことで、最近のインフレ率は40%にも上る。

政府はそれは米国の制裁のせいだとしているが、民衆は大統領選挙の時にライーシィが経済の改善を約束したのに、選挙後1年弱たっても何の改善も見られないと非難している。

政府としては食料品等に対する補助金の適正化を目指していて、近く食料品購入カードを発給し、中産階級以下の民衆に利益が行くことを考えているが、カードが導入されるまdの間は、中産、下層階級に対して現金給付を考えている