ロシアの通貨ルーブルで支払うように求めていたが、ドイツをはじめEUはその要求を拒否した。ロシアは4月1日にヤマル-ヨーロッパ・パイプラインでドイツへ流していた天然ガスを止め、東側へ流れを変えたと伝えられている。
アメリカのジョー・バイデン政権に歩調を合わせ、ロシアと敵対する政策を進めてきたEUは深刻な危機に直面している。現段階では別のパイプラインから天然ガスはEUへ供給されているが、今後、それがどうなるかは不明。
もしロシアからの天然ガスが全て止まると、EUは生産活動だけでなく社会生活を維持することも難しくなると見られている。アメリカやカタールから入手するとしても生産量には限界があり、価格の暴騰は避けられない。
中期的に対応できたとしてもロシアには中国という大消費地がある。さらにブラジル、インド、南アフリカを含めたBRICS、またパキスタンもインドの政策を賞賛している。
そのパキスタンでアメリカはクーデターを計画しているとも言われているが、実行されてもカザフスタンのようなことになりそうだ。
中東ではシリアやイランだけでなく、イラクもロシアとの関係が緊密化している。さらにアメリカの友好国だったはずのサウジアラビアやペルシャ湾岸の産油国もロシアに接近している。
ゼレンスキー大統領がごく近い将来、ドンバスで軍事作戦を始めるという情報を得たと主張した。この地域を制圧した後、キエフ体制に従わない住民を「浄化」するという内容で、西側からの承認を得ているともしていた。の作戦と並行してSBU(ウクライナ保安庁)はネオ・ナチと共同で「親ロシア派」の粛清を実行することにもなっていたとされている。