2月24日に戦争が始まって以来、ワシントンの国務長官は、モスクワの外務大臣と連絡を取ろうとしていないことだ。
「アメリカ当局者によれば、アントニー・ブリンケン国務長官は、紛争開始以来、ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣との会話を試みていない」ワシントン・ポスト報道。 だから、ウクライナの人々に加えられている恐ろしい暴力について、大衆が心を痛めているにもかかわらず、アメリカ政府は、この戦争に対するどんな高レベルの外交的解決も試みるのを拒否する政策を続けているのだ。
この暴露は、アメリカとイギリス政府の情報提供者が、彼に欧米勢力の本当の紛争の目的は、和平交渉や、速く戦争を終わらせることではなく、それを引き伸ばし「プーチンに血を流させ」モスクワでの政権転覆を実現することだと言った、というブルームバーグのニーアル、ファーガソンによる最近の報道とぴったり一致する。
このコラムの驚くべき部分は、アメリカ当局者が「プーチンに血を流させる」ため彼らは戦争が続くよう願うと大声で言っていることだ。連中はウクライナのことなどおかまいなしだ。ウクライナは全く孤立しているのだ(ちなみに、ゼレンスキーはそれを知っている)。
バイデン政権が「ウクライナがロシアを泥沼に閉じ込めるのを支援しようとしている」ニューヨーク・タイムズの先の報道に重ねて、ファーガソンは「アメリカはこの戦争を継続さるつもりだ」という結論に達し、これを裏付ける別の情報も持っていると言う。
今月早々、私的な催しで、政府高官がこう発言した。「今唯一の大詰め」は「プーチン政権の終焉だ。その時まで、プーチン在任中[ロシア]は決して国際社会に戻るのを歓迎されない、のけもの国家だ。中国はプーチンが、罰せられずにやり通せると思った点で途方もない間違いをした。
ゼレンスキー大統領も、アメリカが、戦争の平和的解決に向かう交渉に、もっと関与するよう要請しています。アメリカは、そうした交渉を促進するため何をしていますか?」とグリムが質問した。
「ええ、我々がとった措置、重要なものの一つは、軍事的、人道的、経済的援助の世界最大の提供者であることで、彼らがこうした交渉に入る際、彼らをより強い立場にすることです」とサキは、アメリカが平和交渉を支援するため実際に何をしているかの問題を完全に避けて答えたのだ。