『シリア人傭兵ウクライナへ』

2022年3月 6日

 ウクライナについては、西側諸国等から義勇兵が向かいつつあるとの報道が見られるが、ロシアはシリアで傭兵を募っている模様だ。これはal sharq al awsat netの報じるところで、断片的ではあるが、火のない処に煙は立たないというし、もしかするとプーチンは戦勝後のウクライナ支配で、パルチザンに備え、既に兵力不足の心配をしているのかもしれない。

記事によるとロシアとその関係者がシリアで傭兵の応募を始めたが、これに応じる可能性のあるものは、これまで民兵等でロシアのために戦ったことのある者で、その数は23000名に上るということだ。
 その条件は7か月の契約で7000米ドルが支払われるが、条件として7か月間はシリアに戻らないこと、及びシリア政府が関与しないことの由。

これを行っている組織としては、アサド大統領の従弟のラミー・マハルーフのal bustan 集団で、彼等は2年前に解散していたもう一つはイランが関与した国民防衛隊で、こちらもここ2年間は、政府軍と反政府軍の間の戦いに関与していた他方ロシア情報筋はイラク国境の米軍基地al tanaf は、ウクライナ政府側にシリア人が送られる前の訓練基地として機能していると見ている。