『サイフルイスラーム立候補認められる』

2022年1月19日

『サイフルイスラーム立候補認められる』

 カダフィ大佐の次男のサイフルイスラームが、今度の選挙で立候補することが正式に認められた。これは少なからぬ動揺をリビア社会に生み出すことになろう。

 リビアの裁判所は日曜日、自身の候補者リストからの除外に関するサイフ・イスラーム・カッザーフィー氏の控訴提起に対する(国家高等)選挙委員会の上告を棄却し、最終的に同氏を大統領選挙に復帰させることを決定したと地元メディアが伝えた。
 民営の「リビア・アフラール」チャンネルは以下のように伝えた。「サブハー市(南部)の市立裁判所は、サイフ・イスラーム氏の控訴(判決)に対する国家高等選挙委員会の上告を拒否し、最終的に同氏の大統領選への復帰を決定した」。

 国家高等選挙委員会によるサイフ・イスラーム氏(49歳)の排除決定に対する控訴提起がなされたのち、同氏を1224日に予定されている大統領選挙に復帰させることを決定した。

リビアでは、サイフ・イスラーム氏の立候補に対する公的および民衆レベルでの拒絶が高まっている。同氏は2015年に地元で「戦争犯罪」を犯した容疑による死刑判決を受けているほか、父親の支配下にあった政権に対する抗議活動の鎮圧の試みに際する「人道に対する罪」により国際刑事裁判所から指名手配されていた。

リビア国民の間には強いカダフィ大佐仁多異する拒否反応があることは事実だが、財布ルイスラームについてはそうとも限らない部分がある。サイフルイスラームは父親カダフィ大佐が進める、むちゃくちゃな政策に猛反発し、全ての公職から手を引くと脅したことがある。

彼はイギリスに留学していた時期もあり、常識人だったのだ。いま彼を支持する人たちは、カダフィ大佐の時代には経済が豊かで、生活も楽だったということから、来ているのであろうか。

しかし、その大統領選挙は昨年の12月24日に予定されていたが遅延となり、今年の1月にという話もあったがこれも遅延と決まっている、今年の半ばまでに実施できれば幸運ということでろうか。