『アメリカはエルドアンを打倒しろとCHPに指示』

2022年1月 3日

 トルコの与党正義発展党(AKP)の幹部は、主要野党共和党人民党(CHP)がバイデン米大統領の命令でエルドアン大統領の転覆に、取り組んでいると主張したと地元メディアが金曜日に報じた。「CHP..[大統領]宮殿から与えられた指示を実行します。「もちろん、それはホワイトハウスです」とのことだ。

AKPの議会グループ副議長であるアクバショルは金曜日、議会での記者会見でこのことを主張した。「エルドアンの支配を打倒するためにバイデンの事務所から与えられた命令を実行するために取り組んでいる主要な反対から、我が国に何の目的だろう」とアクバショルは付け加えた。

アクバショルは言った:「我々は、野党、特にクルチダウール氏が政府に対する騒動を促す戦略の一環として混乱を助長することを目指していることがわかります。...これは破壊的な政治だ。

「ここに不正や違法さがあるなら、人々の権利が奪われ、宮殿(エルドアン)の命令によって行われたら、それは私の..それに反対する義務。「プレーに好意があるところはどこでも、私はそれに反対する義務がある」とクルチダウールは記者団に語った。

このニュースには与党AKPがグラグラになっていることを、示しているのではないか。アメリカがエルドアン大統領を打倒しろと言ったとすれば、それはエルドアン大統領に信を置いていないということであり大問題だ。アメリカは雇うCHPに信を置いているということだ。

それが事実ならなぜ与党議員、しかも党幹部がばらすのか。国民はそれを信じれば反エルドアンに回るだろう。トルコの経済は結果的に悪化することは必定であろう。一見、野党CHPを非難しているように見えるこの発言は、実はエルドアン大統領に対する非難ではないのか。

つまり与党内猛部しかも幹部から、エルドアン大統領引きずり下ろすことが、画策されているのではないかということだ。実際にエルドアン大統領の進めた金融策は、全て失敗に終り、一端10リラまで上げた対ドルリラはいま14リラに近づいている。

苦しい台所事情からかトルコ政府は、近くガス料金や電気料金を上げるようだ。そうなればトルコの冬は厳しくなるのは必定であろう。