『トルコリラは何処まで下げるのか』

2021年12月 1日

 トルコリラが下げまくっている。朝起きてチェクをするとき、また下がっているのかと思うと悲しみがわいてくる。トルコリラが下がる度に、トルコの国民は明日の経済への不安を抱くのだから。

 現実にいまトルコ国民は最悪の経済状態にあり、毎日のようにデモが起きている。今朝の段階でトルコリラはドルに対して、134971リラと報告されているが、在日のトルコ人の間では対ドルで60リラまで下がる、という説がトルコでは囁かれている、ということだ。

 もしその予想が当たった場合、トルコの経済は破滅してしまう、と言うことであろう。いまのレートでも酷いのに、トルコリラの交換レートがいまの4分の1以下の価値しかもたなくなるということだ。それだけトルコは対外債務を抱えているということなのだ。

 エルドアン大統領が進めた戦争による経済の建て直しは、ことごとく失敗に終わっている、リビアへの派兵は金が入らず、何時の間にかエジプトがリビア問題の中心になり、シリアはもう手が出せない状態なのだが、エルドアン大統領は未だにやる気でいるようだ。

アゼルバイジャンも結果的に金が取れていないのであろう。相当量の武器を持ち込んでいるはずなのだが。イスラエルとの関係改善も交渉しているが上手くいくとは思えない。

湾岸諸国なかでもアラブ首長国連邦との関係改善、エジプトとの関係改善などで経済の建て直しを、考えているようだが上手くいくとは思えない。

 このところトルコの友人たちと意見交換しているのだが、彼らは一様に暗い予測をしている。今年の冬はガスも値上がりし、暖房のない中で暮らし、物価も値上がりし食料の確保も難しい家族が、増えるだろうということだ。トルコの冬は寒さが厳しいのだ。

一国家に最悪の大統領が誕生するということは、そういうことなのであろう。