『イスタンブール市長新運河計画を非難』

2021年11月13日

 イスタンブールのイマモール市長は、2021年の国連気候変動会議COP26で、イスタンブールで提案された人工海面水路であるカナル・イスタンブールが国連の17の持続可能な開発目標(SDGs)に反すると述べたと、ANKA通信が木曜日に報じた。

 イスタンブールはトルコで唯一C40の一員である都市であることを知り、イマモール市長は「イスタンブールに強制されたカナル・イスタンブール・プロジェクトは、多くの点で都市の安全にとって最も深刻なリスクがあると考えています。

また、このプロジェクトは、持続可能な開発目標の範囲内で、国連の17原則に反するプロジェクトであると考えています。市長は、野党が以前、ヨーロッパ側のイスタンブール側を切り離して黒海とマルマラと地中海を結ぶ「クレイジー・プロジェクト」で潜在的な投資家を解雇するために、野党が政権を握る際にプロジェクトへの資金提供を停止すると宣言していたため、金融機関を含むすべての国際的なアクターに連帯を示すよう促した。

イマモール市長は、世界で最も地震リスクの高いイスタンブールは、多くの国、特に欧州連合(EU)と米国の直接投資に加えて、トルコの工業生産の半分が行われる地政学的に戦略的なポイントに位置していると強調した。

「我々は、イスタンブールとトルコの将来だけでなく、大陸全体にとっても、ヨーロッパ最大の都市であるイスタンブールを耐震性にすることが重要であると考えています」と、カナル・イスタンブール・プロジェクトが1,600万人の都市の地震リスクを悪化させる可能性があると述べました。

6月下旬のプロジェクトの起工式で、エルドアンは野党の立場を厳しく批判し、「彼らは投資家や銀行、さらにはこのプロジェクトに興味を持つ国々を脅かしている。

エルドアンと彼の正義発展党(AKP)政府は、忙しい海洋交通を見ているイスタンブールのボスポラス海峡の安全のために、チャネルが必要であると主張しているが、プロジェクトの批判者は、それが親AKPサークルのためのお金を生成することを目的としており、環境に損害を与えるだろうと主張している。

運がその桃の発想は立派だと思うのだが仁摩モール市長が指摘しているように、この計画は与党AKPに大金が転がり込む性質のものでもある。建設に当たっては、トルコ国内問題、国際問題など充分な検討が必要であろう。