『アラブ報道は休みなのか』

2021年10月23日

 このところしばらくの間ア、ラブのニュースを拾っていて気がつくことだが、これと言ったニュースらしいニュースは、ほとんど出てこない。世の中が平和だからだろう、と言ってしまえばそれまでの話だが、アラブ世界は決して安定しているわけでもないし、平和でもない。難問も山積しているのだ。

 イエメンでは多くの子供たちが、戦火のなかで餓死しているし、戦闘も続いている。シリアもまた戦闘がぶり返してきているし、リビアは平和への会議が遅々として進んでいない。

スーダンではバシールの亡霊が出てきて、国内は分裂状態にある。エジプトは経済が悪化しているが、イスラエルとの関係がいいことで、国際機関からの支援を受けられているようだ。

比較的安定しているのはアラブ湾岸諸国だけであろうか。それでもサウジアラビアとイランとの関係はまだ緊張状態が続いている。その仲介にはイラクが動いているがイラクも国内には問題を抱えているのだ。

イラクにはスンニー派とシーア派の対立があり、シーア派はイラン寄りのグループと、独立系のサドルを中心としたグループとに別れ、対立している。詰まるとこアラブは対立紛争が、好きなのであろうか。あきれるばかりだ。