スーダンは広い国土を持つことで知られている。2505813平方キロメートルもあるのだ。日本の国土面積が37万平方キロメートルなのだから、スーダンが日本の何倍になるか見当がつこう。
そしてスーダンはインド洋に面した海岸線と、紅海に面した海岸線を持つ国だ。その海岸線の長さは述べるまでもなく、戦略的に大きな意味を持っているのだ。それを世界の強国はねっらっている。述べるまでも無くそれは海軍基地を作るためにだ。
紅海の沿岸は特に重要であろう。ここを通過して世界中の船舶が、ペルシャ湾岸に向かうのだから、石油搬出の生命線ということだ。当然それを守るための各国の軍艦の通過地点でもある。それが紅海であり、その沿岸に長い海岸線を有しているのが、スーダンなのだ。
スーダンの紅海の港は、チャド、エチオピア、中央アフリカなどの近隣の内陸国の貿易拠点だと、ポートスーダン南部ターミナルのアフメド・マフグーブ代表はAFPに語っている。スーダンの紅海沿岸を切望する外国勢力にとって、この地域は戦略的軍事的側面を持っている。
これは、ジェッダの紅海港が水路の反対側の、ポートスーダンの向かいにあるテヘランに地域のライバルサウジアラビアを失望させていた。バシール大統領の下で何十年もイランの艦隊を受け入れていたからだ。
そして2017年、ロシアのプーチン大統領とスーダンのバシール大統領は、ポートスーダンに海軍基地の建設を交渉し、最大300人の軍人と民間人が配置し、原子力船を含むように交渉していた。
昨年、モスクワはハルツームと25年間の合意に署名し、ポートスーダンに拠点を建設し、運営することを発表した。しかし、6月、スーダンは、いくつかの条項が「やや有害」であると判明した後、取引をまだ「見直している」と述べた。それは多分にアメリカとの関係を意識してのことであろう。
他方、アブデルサメア氏によると、「紅海はアメリカ艦隊の移動にとって重要な水路だ」と述べている。「地中海の米国第6艦隊とアラビア湾の第5艦隊を結んでいる」と彼は言った。「だから、スーダンの港を支配するための競争が起こることは、非常に自然なことだと言うのだ。
トルコもこの海岸戦に強い興味を持っており、2017年、バシールはトルコのエルドアン大統領とスアキン島の99年間のリース契約を締結した。この契約は、建物のメンテナンス、船のドック、島のオスマン帝国時代の建物の改装を提供するものだ。