『難民支援でのトルコの負担は少なくない』

2021年9月 4日

 トルコが抱え込んでいる難民の数は、500万人とも600万人とも言われている。その一人に対してトルコ政府が、一日1ドルの援助をしたとすれば、一日で5~600万ドルが支出される。それが一ヶ月では1億5千万ドルにもなるのだ。

 

野党第一党の(CHP)党首のケマル・クルチダは、政権を握ってから2年後にシリアアフガニスタンの難民全員を自宅に送り返すことを誓った。「私はこの問題に非常に敏感です。私は人種差別主義者ではありません。「私はここに来た人々に怒っているのではなく、彼らをここに来させた人々に怒っています」と言っている。

クルチダウール党首トルコは「トルコはいまほとんど自分自身を養うことができず、難民の負担を取ることができない」と主張した。

トルコは約500万人の難民を受け入れており、そのうち370万人がシリア人、30万人がアフガニスタン人です。自国から逃れてきたアフガニスタン人がトルコやトルコ経由でヨーロッパに向かうのではないかという懸念が高まっている。

「誰もが自分の国に行き、平和にそこに住むべきです。彼らはそこで人道支援を受けることができます。彼らを助けるが、ここにはない。「私は彼らに生命の安全を提供し、彼らを助けます」とクルチダウール党首は発言している。

以前の発言では、CHPの指導者は、市民の帰還と両国間の外交関係の再開のためにシリア政権と交渉することを誓っていた。クルチダウールは、トルコはすでにシリア人に400億ドルを費やしていることを思い出し、この資金がトルコ国民に割り当てられれば、トルコの農民や産業家は大きな進歩を遂げるだろうと強調した。