『アフガニスタン難民を受け入れる各国』

2021年9月 2日

 アフガン戦争が終り、関係各国がどれだけの難民を受け入れるかが、話題になっているが、当然アメリカが第一位に来ている。以下はその国別受入数だ。

米国で123、000名

英国で、17000名、

パキスタン  15000~10000名
独       5347名

イタリア    5011名
オーストラリア 4100名
カナダ     3700名
仏       3000名 
等 

問題は正式に受け入れていないが、難民の形で非合法に、移住しているアフガニスタンの数だ、例えばイランには既に、100万人のアフガン難民が入国しているし、実はその倍ぐらいではないか、という説もある。

次いで多いのはトルコだ。現段階での政府の発表では30万人程度、ということだが、他方では、既に100万人がトルコに入っている、という説もある。トルコにアフガン難民が来たがるのは、トルコからヨーロッパに、再移動することを考えているからだ。

述べるまでもなく、イランにとってもトルコにとっても、大変な問題であろう。難民の世話をしなければならないのだ。食糧を支給し、住宅も支給しなければならないのだ。加えて保健衛生面や教育面での面倒も、見なければなるまい。どれだけの金がかかるのか想像もつかない。

加えて、アフガニスタン難民と自国人との間で、起こるトラブルだ。難民はビジネスを始めるだろうが、それが自国のビジネスマンと衝突しよう。既にトルコではアブガニスタンからの難民が開店した、店との間で起こるトラブルで、アフガニスタン人たちはアフガニスタンという言葉を省いて、営業しているということだ。

加えて、アフガン難民たちは低賃金で、働くことは必定であり、それは最初にシリア難民の仕事を奪い、次いでトルコ人の賃金を下げることに繋がろう。これを国連が面倒見るのか、あるいは先進諸国が面倒見るのか、いまのところ答えは出ていない。

そして、この問題ではアメリカが動くだろうが、ヨーロッパ諸国もトルコについては、動かざるを得まい。トルコがヨーロッパにアフガン難民が流れるのを、規制しなくなれば、膨大な数のアフガン難民が、ヨーロッパ諸国に流れ込んでくるからだ。それはヨーロッパ社会を破壊してしまう、危険性があろう。