『トルコ今度はキプロス・チュニジアに派兵か何故?』

2021年7月27日

 トルコはこれまでシリアに始まり、リビアニ派兵し、次いでアゼルバイジャンに派兵しと、外国への自軍派兵を拡大してきている。それは経済効果を、狙っていることは見えすいていたが、それだけではないようだ。今後、トルコはキプロスやチュニジアにも、派兵するかもしれないのだ。

 外国に派兵しそこを押さえることにより、貿易を相手国との間で拡大していく、ということであり、その場合は武器の輸出や復興ビジネスを狙っているようだ。だが、各国とも戦時下であることから、そう簡単には金を取ることは、出来無いのではないか。

 結局エルドアン大統領の考える戦争拡大政策は、トルコ国内の経済に、大きな犠牲を払わせているようだ。アナトリアの美味しい小麦を自慢していたトルコでパンを買えない国民さえ出て来ているのだ。

 ではそれ以外には、どんな考えがエルドアン大統領の頭の中では、派兵について広がっているのであろうか。実はいまの段階で選挙を行えば、エルドアン大統領は確実に負けて、大統領の座を追われる、という予想が出ている。

一次期までエルドアン大統領への支持率は、40パーセントを超えていた。しかし、エルドアン大統領支持率はいまでは、20パーセント台まで下がり、野党各党は連帯してルドアン大統領に、挑戦する構えだ。選挙をやれば彼は敗北し裁判に掛けられ、そうなれば、エルドアン大統領にはよくて終身刑、悪ければ死刑の判決が下ろう。

そうなれば、エルドアン大統領は自国軍の兵士を犠牲にして、溜め込んだ数百億ドルの金も地位も、全てを失うことになろう。アメリカ政府はエルドアン大統領が、どれだけ不正蓄財を行い、いま何処の銀行に金を預けているかまで、調べ上げている。

そうした情況を阻止できるのは、戦争の拡大であり、国内に戦時だと言うこと、選挙を引き伸ばす方法だけであろう。新たな戦争は、あるいはキプロスで展開するかもしれない。小さな島国でありトルコから近いことに加え、キプロスの北半分はトルコ人が居住し、非合法に、擬似トルコ国家が存在しているのだ。

だがこれには大きな危険が潜んでいよう。キプロス周辺海域は大量のガス石油が海底に埋蔵されており、そこは英米仏伊などが狙っており、トルコに奪われまいとしている。つまり、トルコがキプロスに手を出すということは、これら国々を相手に戦争を、始めなければならないということだ。

エルドアン大統領は彼の大統領の座を守るために、新たな戦争をキプロスで始めるのであろうか。その勝算はどれほどなのであろうか。トルコ国民はこのきちがいじみたエルドアン大統領を、権力の座から引き摺り下ろすことができるのであろうか。トルコはいま極めてきな臭い情況だ。