イラクのカデミ首相は次のように語っている。バグダッドとイラク軍は自国を守ることが出来、IS(ISIL)との戦いの一環として、イラクの米軍戦闘部隊はもはや必要ではない、と言うイラクのカディミ首相は、自国はもはやIS(ISIL)集団と戦うために米国の戦闘部隊を必要としない。彼らの再配備のための正式な時間枠は、今週ワシントンでの米当局者との協議の結果によると言う。アル・カディミ首相は、イラクは依然として米国の訓練と軍事情報収集を求めるだろうと述べた。
カデミ首相は月曜日に第4回戦略的協議のために、バイデン大統領と会談する予定だ。「イラクの国内に外国の戦闘部隊は必要ない」とカデミは述べた。イラクの治安部隊と軍隊は、米国主導の連合軍なしで、国を守ることができると言った。
月曜日のホワイト・ハウスでの会合では、両首脳はおそらく今年末までに、タイムラインを指定する予定だ。トランプ前大統領が3,000人からの削減を命じた昨年末以来、米軍の駐在員は約2,500人に達している。
「我々がイラクにおける米国のプレゼンスから望んでいるのは、我々の軍隊が訓練し、その効率と能力を開発し、安全保障協力において支援することだ」とアル・カディミは言った。ワシントン訪問は、首相の政権が次々と挫折に直面し、国民の信頼を深刻に損なう中で行われた。
民兵組織による継続的なミサイル攻撃は、それらを防ぐために国家の限界を強調しており、コロナウイルス事件の急増の中で一連の壊滅的な病院火災が数十人の死者を出している。一方、初期の連邦選挙は、彼が就任したときに行われた約束に沿って、3ヶ月未満となる。
米軍を2,500人に削減した、11月に連合軍の戦闘任務は事実上終了した。シーア派政党は、連合の一部として残るかもしれないトレーナーや、アドバイザーに反対しないと言っている。
米連合当局者は、米軍はもはや地上任務にイラク軍に同行していないし、連合軍の支援は情報収集と監視、高度な軍事技術の配備に限定されている、と主張している。イラク軍当局者は、今後もこの支援が必要だと強調している。
果たして、カデミ首相が主張しているように、イラクはもう、アメリカ軍を必要としないのか。アメリカ軍の完全撤退はありえないと思うが、その後のIS(ISIL)の動きはどうなるのであろうか。
イラクはいま、アメリカとイランとの挟み撃ち状態にあり、自国だけでは重要課題に対して、決定出来無いということであろうか。イランの言うことを聞かないと、イラクはイランによって荒される危険性もあるのだから。