『イランのアフワーズ不安定化』

2021年7月18日

 イラン南西部はアラブ人が多く居住する地域であり、イラン政府から差別を受けていることから、これまで何度も抗議デモが、起こっている場所だ。この地域は長年にわたり、海外のアワズ活動家を標的にしてきた政権に対して多くの抗議行動を行ってきた。

アフワーズの人権団体とつながりのあるオンライン活動家は、アフワーズ地域のイラン南西部で抗議行動が起こっていることを報告している。アフバル・アランや他のアウトレットでの報告もデモがあると述べている。

主にイラン国内のアラブ系少数民族で、構成されるこの地域のアフワーズ住民は、きれいな水の不足に怒っていたという。これはテヘランの新しいダムの建設に起因した。 

また、差別に対する怒りや、地域が疎外感を抱いている。この地域は長年にわたり、海外のアフワーズ活動家を標的にしてきた政権に対して、多くの抗議行動を行ってきた。そうしたことから欧米の活動家たちは、週末に抗議行動を行うと誓っていた。

アフワーズ市西部を横断する石油パイプラインの1つで爆発が起こっている。爆発は、当時、メンテナンス作業を行っていた3人の労働者が犠牲になったと、レポートは報告している。

イランでは、このような産業施設の事故が一般的だ。カファジエとも呼ばれるスザンゲルトでの抗議行動のビデオも、オンラインで投稿されている。アフワーズ人権機構では、抗議行動のビデオが多く、オンラインに載せられた。

また、別の活動家はスザンゲルドから車で30分で、アフワーズの主要都市の外にある、ハミディエ市からのビデオを投稿した。ビデオが実際にこれらの場所からなものであったのか、一般的な報告の欠如であり、イランが情報を抑圧しているという事実を、確認することは不可能だ。