『アッバースの後継はファイヤードがいいと米』

2021年7月 6日

 アメリカ政府はアッバース議長の高齢と不人気が会ってか彼の後継にはファイヤードがいいと言い出しているようだ。しかし、与党ファタハ派の多くのメンバーは、首相としてファイヤードの復帰に反対しているが、アッバース議長はこの考えを支持している、と伝えられている。

ファイヤ元首相による最近の3日間のガザ地区訪問は、彼がカムバックし、新しいパレスチナ統一政府を、主導する計画である、との憶測を引き起こした。

報告書は、米国とヨーロッパ人は、特に西岸地区の政敵とソーシャルメディアユーザーに対する、パレスチナ治安部隊による弾圧の後、彼の人気が低下したため、PA議長のアッバースの役割が終わったことを認識しているということだ。アッバース議長に対する反発は624日、PA拘留中に反腐敗活動家バナトが死亡し、ピークに達した。

 ファイヤ-ドは、特にパレスチナの治安サービスの訓練に関して、米国との経験がある。情報筋は、与党ファタハ派の多くのメンバーが、ファイヤ-ドの首相復帰に反対しているのに対し、アッバ-スはこの考えを支持していると主張した。ハマスの指導者ヤヒヤ・シンワルは、後者がハマス支配する沿岸の飛び地を訪問中に、ファイヤ-ドとの会談を拒否した。

 ファイヤード(70)20076月から、20136月まで首相を務めた。彼は2007年にハマスがガザ地区を激しく抵抗した後に、結成された緊急政府の首相に、アッバース議長によって任命された。

今年初め、ファイヤードは522日に行われるはずだった、議会選挙のために、独自の選挙リスト「マアン・カーデルーン」(我々は可能だ共に)を結成した。しかし、選挙は4月下旬に、アッバース議長によって中止された。

 どうやらアッバース議長の終わりのときは近づき、彼に代わってファイヤードが台頭するのは、規定路線なのだろうか。