『トルコがカブール空港の管理を受け継ぐ』

2021年7月 3日

 アメリカ軍がアフガニスタンから撤退した後、トルコ軍がカブール空港の管理を引き継ぐことになったようだ。そのためアメリカとトルコは、細かい協議を行なっている。これには技術面での協議に加え、運営面、資金面の問題も含まれることになる。 

 問題はその後のアフガニスタンが、どうなるのかということだが、現在政権を握っているはずのアフガン政府が、どれだけ多くの国との国交があるのか、という問題だ。

長い戦争状態が続いた後では、ほとんどの国との関係が、開かれていないだろうし、そのアフガニスタン政府が打倒され、タリバンが権力を握ることになれば、ますます状況は複雑になろう。

アメリカには今後のアフガニスタンの苦しい状態を、想像出来無いわけが無い。それに目を瞑って放置するのであろうか。無責任と言う言葉ではごまかせない、悲惨な情況がアフガニスタンには待ち受けているのだ。

そんな中でアフガニスタンでコロナが蔓延した場合、世界はどうこの国との関係を持ち、支援していくのか不安が沸いて来よう。もちろん、不安はそればかりではあるまい。アメリカが大量の兵器を持ち込んで、大きな破壊を生み出したこともあり、インフラなど無いに等しいだろう。

地雷もアフガニスタンの全域に広がっていようし、武器も吐いて捨てるほど散乱していよう。生活が苦しくなれば、人はその武器を手にして、強盗、盗賊に変身しても行こう。そうなれば社会秩序など、全てが吹き飛んでしまおう。

そのアメリカの後継者となって、アフガニスタンを統治していくのは、トルコ軍だが、トルコはどんな目算があって進出するのだろうか。単にオススマン帝国の夢とは考えにくい。麻薬ビジネスにも限度が有ろう。中央アジアのエネルギーをインド洋に運び出すルートを支配するのか。

アカル国防相は張り切って、アフガニスタン問題に踏み込んだが、彼の将来はどうなるのであろうか。エルドアン大頭領にそのあたりを聞いてみたいものだ。