『PAがカタール援助横取りハマース怒り』

2021年6月23日

 ガザ地区を支配するハマースは、カタールの復興努力とガザの復興への、PA〈パレスチナ自治政府〉独占監督権を与える、要求を拒否した。イスラエルはハマースに対し、パレスチナ自治政府はガザ地区の再建と、カタールの交付金の引き渡しに、責任を負うべきだと通知した。

 しかし、ハマ-スはPAがガザ地区へのカタール補助金の復興と、入国を独占的に監督することを許可する要求を拒否した。ハマースはこうしたPAの主張はハマースの腕をねじ上げるような行為だ、と非難している。

 アッバース議長はラマッラーでの会合で、ファタハの指導者たちに、PAは復興活動について、エジプト、ヨルダン、カタール、その他の国々と接触していると語った。「我々は、パレスチナ国家が復興するための、唯一の正当な代表であると述べた」とアッバース議長は強調した。「これはパレスチナ国家のすべての地域での、侵略の完全な停止を必要としているということだ。

 

 しかし、ハマースはもともとPAの存在を否定し、ガザはハマースの主権下にあると考えていることから、今後ももめることであろう。今回のようなカタールからの3000万ドルの援助が、送られた後はなおさらそうであろう。